Photo:Reuters。ワイアードの別記事から引用
ソース:http://wiredvision.jp/news/200801/2008011722.html
2008年1月17日Rob Beschizza
ライス大学(テキサス州ヒューストン)などの研究チームが1月15日(米国時間)、当たった光を99.9%吸収する極めて「暗黒な」物質を開発したと発表した。Reutersの記事によると、カーボンナノチューブで作られたこの特殊な繊維は、一般に「黒」と認識される色よりも約30倍暗いという[複数のカーボンナノチューブがブラシのような形で構造化されており、「ブレード」間の小さなギャップに光が捉えられる仕組みという。表面も、反射率を抑えるよう、加工されている。論文は『Nano Letters』に掲載される]。ライス大学の研究者Rulickel Ajayan氏は、この物質は反射率が0.045%で、従来の最も暗い物質(ニッケルとリンの合金)よりも3倍暗い、とReutersに語っている[普通の黒ペンキの反射率は5〜10%という]。この物質にはどんな用途が考えられるだろう? 商品化が近そうな用途は、照射された光エネルギーをほぼすべて吸収するソーラーコレクター(太陽熱収集器)だ。ノートパソコン、インク、衣料品などに使うのもよさそうだ。ブログ『i09』の「黒よりも30倍黒い、超暗い物質」を参考にした。
2008年2月18日月曜日
光を99.9%吸収する「極めて暗黒な素材」
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