2008年2月29日金曜日

太陽、風力…代替エネルギーは「生きるため」


アリゾナ州ウィスパリング・ランチの自宅の太陽光発電パネルの前に立つオーティス・マロリーさん。この地域は電気が供給されておらず、住民は太陽光発電や風力発電、ディーゼル発電機などに頼っている
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080228/amr0802281607016-n1.htm
【ウィスパリング・ランチ(アリゾナ州)=USA TODAY(ライアン・ランダッソ)】
広大な米国には、やむを得ず太陽光や風力などの代替エネルギーを使っている人たちがいる。アリゾナ州フェニックスから約100キロ離れたウィスパリング・ランチは、サボテンの間をコヨーテが歩き回る寂しい場所。200世帯のほとんどは太陽光などによる自家発電をしているが、環境保護のためではない。電力が供給されておらず、自ら発電しなければならない。 ゴードン・ブリッグズさんの質素な住宅の屋根と地面には3列の太陽パネルが設置され、頭上では2基の風力タービンのファンが風を切っている。玄関口にはバッテリーが置かれ、室内の小さな冷蔵庫は断熱材で覆ってある。 太陽光と風力で発電した電力を12台のゴルフカート用バッテリーに充電しておけば、74平方メートルの室内の電灯を3日間点灯させておくことができる。暖房は不要な土地だが、冷房はほしい。ブリッグズさんは「自家発電で室内温度を摂氏26度に維持できる」と話す。 電力が通じていない理由は、電力供給計画ができる前の1960-70年代に土地が分譲されてしまったことにある。土地の所有権が分散し、今から地域全体に電力を引くには複雑な手続きが必要なのだという。 ブリッグズさんのように無電力地帯での生活を楽しむ住民もいれば、電力の供給を切望している住民もいる。だが、多額の費用を覚悟しなければならない。 エディ、スージー・ハドソン夫妻は発電機を回すディーゼル燃料が高騰したため、アリゾナ・パブリック・サービスに電力供給を依頼した。見積もられた費用は30万ドル(約3300万円)だったという。
http://sankei.jp.msn.com/usatoday/080228/usa0802281609002-n1.htm


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