出典:http://osaka.yomiuri.co.jp/mono/mo90122a.htm?from=ichioshi
Q:太陽光発電を奨励する広告を最近良く目にしますが、太陽光発電だけで住
宅の電力は足りますか。また夜間は蓄電した電気を使えますか。
(大阪府・ちゃー)
A:標準的な「3kWシステム」では「55%」程度をまかなえる
太陽光発電は太陽電池を用いて太陽の「光エネルギー」を直接「電気」に変
換する「発電方式」であり、深刻化しているエネルギー資源問題の有力な解決
策の一つとされているだけでなく、発電の際に地球温暖化の原因とされている
二酸化炭素をまったく排出しないので、環境に優しい「クリーンなエネルギー」
としても注目を浴びているようです。
ところで一般家庭で、自宅の屋根などに「太陽電池」を設置して「太陽光発
電システム」による「自家発電」を実施する場合、はたして家庭の電力を、ど
の程度まかなうことができるのでしょうか?
「太陽光発電協会」の話によると、一般住宅での「標準」とされる「3kW
(キロワット)」の「太陽光発電システム」(一例:寸法「1m×1m」最高
出力「150W(ワット)」の「太陽電池パネル」を屋根に「20枚」)を
「東京地区で、太陽電池を水平に対して30度傾け、真南に向けて設置した」
場合の「年間発電量」が「約3,000kWh(キロワット時)」と計算でき
るので、「一世帯」あたりの「年間総消費電力量」を「5,500kWh」と
して換算すると「家庭の電力」の「55%」程度を「太陽光発電」でまかなえ
ることになる…とのことです。
ちなみに、昼間に「太陽光発電」をして、家庭で使い切れずに「余った電気」
は「電力会社に売る」ことができ、その「買い取り単価」は、普通電力会社に
支払っている電気代とほぼ同じとのこと。逆に夜間は「太陽光発電」ができな
いので、通常のように「電気」を「電力会社から買う」ことになるそうです。
それならば、「余った電気」を「蓄電」して夜間使えばいいようにも思える
のですが、それに関しては、いわゆる「バッテリー」に「蓄電」することで可
能ではあるが「設備費」や「バッテリーの耐用年数が短い」ことなどコスト面
を考えると、今はまだ「電気を売り買い」するほうが随分と「経済的」…とい
うことで一般家庭では、通常「蓄電」は行われていないそうですよ。
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