2009年4月24日金曜日

Konarka社,「完全に透明な太陽電池」を2009年末に出荷へ


出典:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090225/166340/?ST=AT
モジュール製品各種
カバンに実装した例
「巻物」にモジュールを収納可能
半透明な太陽電池モジュール。
左から右にかけて配線の密度が次第に高くなっている。
これは「顧客の好みで選んでもらうため」(Konarka社)という。

 米Konarka Technologies,Inc.は,同社がロール・ツー・ロールで製造し
た有機薄膜太陽電池モジュール各種を「PV EXPO 2009 第2回国際太陽電池展」
に出展した。フレキシブルであることを生かしてカバンに実装したり,電子
ペーパーの電源として利用する試作品を披露している。
 Konarka社の有機薄膜太陽電池モジュールのエネルギー変換効率は,室内
で4%,屋外で3~4%だという。屋外のほうが効率がやや下がるのは,「電流
が増えると回路抵抗の大きさが目立ってしまうため」(Konarka社と同じブー
スで出展中のトッパン・フォームズの説明員)。
 同社の展示の中には,半透明の太陽電池もある。「展示品は半透明だが,
すでに完全に透明な太陽電池モジュールも開発済み。2009年末には発売する
予定」(Konarka社 Vice President,Business Development,AsiaのJohn
Gui氏)という。ただし,エネルギー変換効率は明らかにしなかった。
 今回実物の展示はしなかったものの,Konarka社は,太陽電池をファイバ状
に加工したものも作製済み。今後,このファイバを織り込んだバッグや服と
いった製品が登場する可能性があるとした。



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