開発した太陽電池を手にする宮坂教授(右)と池上講師(左)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/01_aoba/2008_2/05_08/aoba_top1.html
環境に優しく安価な次世代太陽電池を開発した桐蔭横浜大学(鉄町)の学内ベンチャー企業『ペクセル・テクノロジーズ社』は、来年中にこの太陽電池の実用化を目指している。量産化の発表後、協力会社の株価はストップ高になるなど市場からの視線も熱く、ペ社の代表も努める宮坂力桐蔭横浜大教授は、「世界にここだけにしかない技術」と胸を張る。 宮坂教授らが開発した新しい太陽電池の大きな特徴は、プラスチック基盤に発電素子を塗布するため、太陽電池を折り曲げることができ、衝撃を与えても壊れにくいという点だ。「プラスチックを基盤にしたことで、軽くて持ち運びしやすく、量産化と大幅なコストダウンが見込まれます」。宮坂教授はこう話す。現在、携帯電話やパソコン、衣服などへの応用が検討されている。 宮坂教授によると、従来型は製造時に1,400℃という高温と真空に近い環境が必要なため、製造コストが高くなる。家庭用ソーラーパネルなら約200万円と、「15年以上使用しなければ元が取れない」(宮坂教授)ほどの高価格が、一般への浸透のネックとなっている。ペ社は将来的に、従来型の10分の1のコストでの製造を目指している。 この太陽電池の研究には、桐蔭横浜大学宮坂研究室の学生も参加。指導を行う池上和志同大講師は、「研究をしながら生きた経済も学べて、学生の刺激となっています」と話す。 ぺ社は今後、藤森工業(東京都)と協力し、今年11月にも金沢区に実用化へ向けた試験工場を設置する。この次世代太陽電池は、量産化が報道された昨年12月に藤森工業の株価がストップ高になるなど、市場からも注目されている。
プラスチック基板なので折り曲げられる
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