http://www.technobahn.com/news/2008/200804261630.html
【Technobahn 2008/4/26 16:30】NASAの火星探査ローバー(Mars ExplorationRover)がソーラーパネルに積もった砂埃の影響で発電量が減少。探査計画にも支障がでる状況となり、「ソーラーパネルに積もった砂埃の除去方法を教えてください、お分かりの方はNASAまでご連絡ください」とする冗談とも付かないプレスリリースを発表する状況にまでなっていることが20日、NASAの発表によって明らかとなった。 火星探査ローバー「スピリット(Spirit)」の場合、過去4年にも渡る探査活動の末、ソーラーパネルの表面にはびっしりと砂埃が堆積。特に、昨年は火星の半球全体に広がる大規模な砂嵐が発生したために、これまで以上の砂埃が堆積。これらの堆積物のため、ソーラーパネルの発電素子まで届く光りの量は、正常な状態の3分の1にまで減少するなど、ソーラーパネルによる発電に依存している火星探査ローバーの運用はいよいよ瀬戸際の状況にまで追い込まれてきている。 NASAでは今のところソーラーパネルに積もった砂埃は時折吹いてくる突風によって吹き飛ばされることを期待するしか方法はないと、現在の状況を半ば諦めがちに述べている。画像は火星探査ローバー「スピリット」のソーラーパネルの状態を撮影した拡大画像。左側が現在の状態。右側が火星に着陸した初期の状態。
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