http://www.jyoseikan.co.jp/plan/taiyoukou.htm
城西館は、地球温暖化対策に取り組みます。太陽光発電を導入(NEDOとの共同研究)/8階展望大浴場の屋根に太陽電池パネル108枚を設置し、最大20kw/hの発電が行われます。特徴としては、日中に発電した電力をバッテリーに蓄電し、発電能力が低下し、逆に電気使用量が最大となる17:00~20:00の時間帯に放電し、ピーク電力を抑制することで基本料金を軽減を図る計画です。一般事業者で太陽電池とバッテリーを併用するハイブリッドシステムを採用するのは初めて。蓄電池設備は、NTTドコモなどが非常用として設置していた中古バッテリーを再生した「リユースバッテリー」を150個設置し、約3時間放電できる80kw/hの容量で設計されています。メーカー試算によると、20kwシステムの場合、高さ10メートルのクスノキを38本植林した効果があり、1年間のCO2削減効果は18リットル灯油缶で約300缶を節約する計算となります。また、「リユースバッテリー」の再利用は、中古バッテリーを廃棄し新規バッテリーを製造する場合に比べてCO2削減に寄与し、地球温暖化対策つながります。投資額は約3千万円、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共同研究者として投資額の1/2と経費の1/2を負担、設備は研究開発資産として4年間で減価償却ができるため節税効果が生まれる、これに電力料金の軽減を加味すれば、6年8ヶ月で投資回収が可能です。高知県では、ニッポン高度紙工業安芸工場(安芸市)・旭食品四国総合流通センター(南国市)、学校市庁舎、銀行の支店が太陽光発電を導入しています。
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高知・城西館、太陽光発電稼働・中古バッテリー再利用し蓄電5月10日日経(四国)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080509c6b0902v09.html
1874年(明治7年)創業の老舗旅館、城西館(高知市、藤本正孝社長)は中古バッテリーを活用する太陽光発電システムを導入した。屋根に太陽電池パネルを設置。発電した電力を中古バッテリーを再利用したシステムに蓄電し、電気使用量が多くなる午後5―8時に使う。こうした設備を宿泊施設が導入するのは珍しいという。投資額は3000万円で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共同研究として半分を負担する。システムはエスイーエム・ダイキン(大阪市)やアートコンサルタント(高知市)などが共同開発した。 9日、火入れ式を開いた。屋根に108枚の太陽電池パネルを設置、20キロワットの発電能力を持つ。大手企業などが使用した中古バッテリー(高さ36センチ、横17センチ、奥行き15センチ)を蓄電用として再生し、150個設置した。バッテリーの容量は計80キロワット時。充放電装置が自動的に充電するか放電するかを判断し、ピーク時の電力利用量を抑える。
2008年5月10日土曜日
高知・城西館、太陽光発電稼働・中古バッテリー再利用し蓄電
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