出典:http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200901050059a.nwc
シャープの町田勝彦会長は5日、堺市に建設中の太陽電池工場について、平
成22年春の稼働予定時期を前倒しする意向を明らかにした。米大統領に就任
するオバマ氏が太陽光発電への大規模投資を掲げるなど、今後、米などで旺盛
な需要が見込めるため、早期の立ち上げを目指すことにした。年内の稼働も視
野に入れているとみられる。
大阪市内で開かれた新年互例会で明らかにした。町田会長は「新エネルギー
のなかで、太陽光発電は頭一つ抜けている。米では今後、太陽光発電が本格化
し、日本でも以前と状況が変わった。供給はまだまだ足りない。22年の1~
3月に必ず稼働できるが、時期を前倒ししたい」と述べた。
堺市の太陽電池工場は、同社が建設中の「液晶コンビナート」に併設。薄膜
型の太陽電池を生産し、年間生産能力は1000メガワットの予定で、当初計
画では22年3月までの稼働を目指していた。
同社は薄膜太陽電池の生産を強化しており、昨年秋、葛城工場(奈良県葛城
市)での年産能力を従来の約10倍の160メガワットに拡大。将来は堺と葛
城に加え、海外でも工場を展開し、6000メガワットに引き上げる構想を立
てている。
一方、液晶工場については、従来どおり22年1~3月に立ち上げる方針だ。
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