http://www.ednjapan.com/content/l_news/2008/06/u0o686000000e7tm.html
米iSuppli社は、太陽エネルギ需要の高まりにより、2010年には太陽電池セル製造に対する投資額が半導体製造に対する投資額と同等レベルにまで拡大すると予測している。また、同社は太陽電池の総生産量について、2007年の3.5ギガワット(GW)から2010年には120GW規模にまで拡大すると見込んでいる。 iSuppliによると、2010年までに年間で1メガワット(MW)以上の太陽電池を製造できる生産ラインの数は全世界で400カ所に達すると見られる。2007年時点で稼働中の生産ライン数は90~100カ所ほどなので、それと比較して4倍ほどに増加するということである。 iSuppli社でシニアディレクタ兼MEMS/太陽電池担当の主席アナリストを務めるHenning Wicht氏は、「太陽電池市場は、2010年まで年率40%で成長を続け、それ以降についても年率20%程度の伸びが期待されている。太陽電池市場へ参入しているメーカーの多くは、今後数年間に売り上げの年間平均成長率(CAGR)を40~50%拡大できると見込んでいる」と説明する。 さらにWicht氏は、「太陽電池の生産量の伸びを支えるには莫大な投資が必要となる。太陽電池製造工場の1カ所当たり5億米ドル以上の投資が必要であり、従業員数は1000名規模にもなる。製造工場の年間売上高は10億米ドル以上が見込まれ、コストや雇用の規模は半導体の製造工場に匹敵するだろう」と述べている。
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