2008年6月9日月曜日

太陽電池セミナー2008┃ 欧米アジア,グローバル・プレーヤの戦略

太陽電池の普及が,欧州や米国,アジアと世界規模で拡大を続けています。規模拡大に合わせて,既存の太陽電池メーカーがギガ・ワット級の増産に踏み切るとともに,太陽電池や製造装置,部材への新規参入を狙う企業が続々と登場するようになりました。今年で3回目となる「太陽電池セミナー2008」は,期間を2日間に拡大します。この2日間で,欧州・米国・アジアの世界各地で注目を集める太陽電池関連メーカーの技術と戦略に関する情報を収集できます。
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■日 時:2008年6月30日(月)~7月1日(火)
      6/30は10:00~16:40 / 7/1は10:00~17:30(予定)
■会 場:東京コンファレンスセンター・品川
■主 催:日経エレクトロニクス / NIKKEI MICRODEVICES
■受講料:73,000円 ⇒ 早割特価:68,000円(2008年6月20日まで)
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◇受講料には「日経エレクトロニクス(1年・27冊)」または「NIKKEI MICRODEVICES(1年・13冊)」の購読が含まれます。現在ご購読中の方は,購読期間を1年間延長させていただきます。
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※ 満席になり次第,申込受付を締め切らせていただきますので,お早めに お申し込みください。
※詳細・お申込⇒ http://techon.nikkeibp.co.jp/seminar/080630.html
==== 太陽電池セミナー2008 プログラム =================================
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1日目:6月30日(月)
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●10:00~10:05 主催者挨拶
●10:05~10:55
太陽電池の技術革新における国境なき競争~ベンチャ・キャピタルの視点からの考察
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三菱UFJキャピタル 投資第3部 次長 福重 慎一郎 氏
太陽電池の市場が拡大するにつれて,研究開発競争が熱を帯びてきた。太陽電池に照準を合わせて異分野の研究者も次々と参入している。世界各地でベンチャの技術を吟味してきた福重氏によると,世界中で優れた技術が生まれているという。太陽電池分野でのベンチャの動向や技術,同分野におけるベンチャ・キャピタルの活動状況などを,福重氏が分析する。
●11:00~11:50
大学発ベンチャがスペイン最大の太陽電池メーカーに(仮)
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スペインIsofoton社 Director General de Comunicacion y Relaciones Externas Ernesto Macias 氏
2007年に428MWの太陽電池を導入したスペインは,日本(230MW)を抜き,ドイツ(1100MW)に次ぐ世界第2位の太陽電池大国となった。そのスペインで,大学発ベンチャながら急成長を遂げ,最大の太陽電池メーカーになったのがIsofoton社である。セルとモジュールの製造だけでなく,Si原料の生産にも乗り出した。恵まれた気候を生かして集光型システムも開発中である。
●12:50~13:40
太陽電池大国ドイツの技術と戦略(仮)
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独SCHOTT Solar GmbH General Manager Asia Alden Lee 氏
SCHOTT Solarは,源流をたどれば40年以上の歴史をもつ老舗メーカーである。ウエーハからセル,モジュールまでを手掛けている。最近では,多角柱を引き上げるリボンSiの製造方法を開発して注目を集めた。2009年の量産開始を目指してメキシコでの工場建設を始めるなど,世界展開も加速している。太陽電池大国ドイツの太陽電池メーカーが,技術と戦略を語る。
●13:45~14:35
フィルム状や糸状の太陽電池で新市場を創出(仮)
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米Konarka Technologies, Inc. Vice President - Business Development, Asia John Gui 氏
Konarka Technologiesは,フィルム基板を用いた有機薄膜太陽電池モジュール「Power Plastic」の量産を2008年内に開始する。製造はロール・ツー・ロール,さらにはインクジェットによる印刷技術を用いる。現時点のセル変換効率は4~5%と低いが,近い将来7%を,数年以内に10%の実現を目指す。そのほかに,糸状の太陽電池「Power Fiber」の開発も進めている。新市場の創出を目指すKonarkaの技術と戦略に注目が集まる。
●14:55~15:45
IMECが目指す将来の太陽電池の姿(仮)
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ベルギーIMEC Program Director, Strategic Programme SOLAR+Jozef Poortmans 氏
マイクロエレクトロニクスに関する研究開発機関であるIMECは,太陽電池に関しても積極的な研究開発を続けている。例えば,2020年までに厚さ5μmの太陽電池セルを実現するという。そのために,電極を裏面のみに形成する技術や,純度の低いSi基板の上に高純度のSi層を形成する技術,リフト・オフによる薄膜化などを検討している。太陽電池の研究開発の責任者が,IMECが目指す将来の太陽電池の姿を語る。
●15:50~16:40
ナノ粒子が太陽電池に革新をもたらす(仮)
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英Nanoco Technologies Ltd.Chief Executive Officer Michael Edelman 氏
ナノ粒子は,III-V族またはII-VI族といった化合物半導体を2~20nmの球状にしたものである。量子効果によって,既存の半導体では不可能だった機能を実現できる。ナノ粒子を太陽電池に応用した場合は,広い波長で光エネルギーを吸収できることから,原理的には60%以上の光電変換効率を得ることが可能としている。Nanoco Technologiesが,ナノ粒子の可能性を説明する。
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2日目:7月1日(火)
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●10:00~10:50
三洋電機における薄膜シリコン太陽電池の開発
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三洋電機 研究開発本部 アドバンストエナジー研究所 先進太陽光発電開発センター センター長:田中誠氏
三洋電機は,薄膜Si型太陽電池の量産に向けて研究開発を強化する。量産目標時期は当初2012年としていたが,大幅に前倒しすることを決めた。量産開始時の変換効率は12%を狙う。薄膜Si型太陽電池の開発を推進するために,「先進太陽光発電開発センター」を2008年4月1日に設立した。異分野技術との融合で,革新的な薄膜Si型太陽電池の開発を目指す。センター長に就任した田中 誠氏が,技術開発の戦略を語る。
●10:55~11:45
有機太陽電池への取り組み --- 三菱ケミカルホールディングスの挑戦
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三菱化学 機能商品開発・管理部門 技術管理室長 山岡 弘明 氏
三菱化学は,太陽電池関連事業の拡大に向けて動き始めた。事業拡大のカギを握るのが,有機太陽電池への参入である。2010年ごろに有機太陽電池のプロトタイプの市場参入を目指して開発を加速する。2015年までに,量産技術を確立して本格市場展開を図る。試作時の変換効率は7%,量産時はタンデム構造などの採用により同15%,将来はナノ材料などを使って同20%以上を目指す。同社で有機太陽電池の開発を担当するプロジェクトPV開発部長 山岡氏が,有機太陽電池の展開に向けた戦略を語る。
●12:45~13:35
台湾Siファウンドリが太陽電池に挑む(仮)
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台湾NexPower Technology Corp.President&CEO Semi Wang 氏
NexPower Technologyは,Siファウンドリ大手の台湾United Micro-electronicsCorp.(UMC)の子会社である。20億台湾ドルを投じて,薄膜Si型太陽電池の製造ラインを,台湾の新竹市に構築した。参入発表当時は,2008年第1四半期にも年産12.5MW規模で生産を開始し,その後なるべく早い時期に生産能力を100MWに高めるとしていた。製造ラインの立ち上げ状況と,今後の戦略を同社 President&CEOのSemi Wang 氏が紹介する。
●13:40~14:30
大型基板を使った薄膜Si太陽電池,インドで量産始まる(仮)
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インドMoser Baer Photo Voltaic Ltd.
Moser Baer Photo Voltaicは,2007年春に結晶Si型太陽電池の製造ラインを立ち上げた新規参入メーカーである。現在,規模を拡大すべく,薄膜Si型太陽電池の製造ラインを立ち上げている。寸法が2.2m×2.6mと巨大なガラス基板を使うのが特徴である。2008年1月末にMoser Baerの製造拠点を訪れた際には,装置の設置と稼働準備の真っ最中だった。果たして立ち上げはうまくいったのか。薄膜Si型太陽電池の担当者が語る。
●14:50~15:40
動き始めた韓国の太陽電池戦略(仮)
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韓国Korea Photovoltaics Development Organization President Donghwan Kim 氏
これまで太陽電池に関しては様子を見てきた韓国が,ついに動き始めた。一部の企業が太陽電池工場を立ち上げるとともに,そのほかの企業も太陽電池産業への進出を狙っている。政府も太陽電池産業の発展を支援する。Korea Photovoltaics Development Organization(KPVDO)を2004年に設立し,産官学の連携による研究開発の強化を狙う。KPVDOの代表が,韓国の太陽電池産業発展への戦略を語る。
●15:45~16:35
大量生産に向けたモジュール製造・検査装置の最新技術(仮)
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日清紡 精密機器事業本部 技術部 担当課長 片山 学 氏
●16:40~17:30
インドの装置メーカーがターンキーに参入(仮)
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インドHind High Vacuum Co. Pvt. Ltd.Managing Director Prasanth Sakhamuri 氏
Hind High Vacuumは,1965年に創業したインドの製造装置メーカーである。年産7MWの薄膜Si型太陽電池製造ラインを750万~800万米ドルで提供するターンキー・ビジネスを始めた。自社の技術をアピールすべく,薄膜Si型太陽電池の製造子会社を2007年12月に立ち上げた。ガラス基板寸法は1m×1mで,安定化後の変換効率は6.5%を狙う。先行する欧米や日本の製造装置メーカーに対して,どのような戦略で挑むのか。
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※プログラムは,変更になる場合がございますので予めご了承ください。
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http://techon.nikkeibp.co.jp/seminar/080630.html


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