2008年6月18日水曜日

【台湾】デュポン、太陽光電R&Dセンター設立

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080618-00000010-nna-int
6月18日8時0分配信 NNA 台湾杜邦(台湾デュポン)は17日、桃園県で太陽光発電研究開発(R&D)センターを設立した。太陽光発電関連産業は世界的に急成長中。同産業で豊富なノウハウを持つデュポンはセンター稼働により、電極材料関連の技術サービスを提供していく。R&Dセンターは実験室と展示区から成り、台湾や韓国のほかインドなど新興市場向けに同社の電極材料「ソーラーメット」関連の技術サービスを行う。顧客にとって▼製品の評価期間を大幅に短縮可能▼データ分析とトラブルシューティングが可能▼カスタマイズ製品を開発できる――などのメリットがあるとしている。アジア・太平洋地区の技術的ハブセンターと位置付けられている。将来的にはフィルムの「テドラー」や封止材料「エルバックス」など太陽光発電産業チェーン全般にわたる材料、技術を提供していく計画だ。デュポン・マイクロサーキット・マテリアルズの鄭憲誌・全球事業総裁は設立式のあいさつで、同社は長年にわたり太陽光電池材料の開発を行っており、同社ソリューションによって太陽光電池モジュールのエネルギー変換効率向上、寿命延長、発電コスト引き下げが可能になるとした。デュポン・エレクトリック・テクノロジーズのティム・マッカン副総裁によると、同社は急成長するアジアでの展開に力を入れており、桃園R&Dセンター設立もその一環。ほか中国・広東省東莞では伝導ペーストの生産能力拡張、日本での実験室拡張・再編なども実施。中国とインドでは今後、技術サービスセンターを設ける計画もあるという。
 ■太陽光発電、各社が注力
 原油高や環境保護意識の高まりを受け、昨今は太陽光発電産業が急成長、各社が注力している。力晶半導体(パワーチップ・セミコンダクター)グループの太陽光電池メーカーである新日光能源科技(ネオソーラパワー)の林坤禧董事長は16日、新竹科学工業園区(竹科)に建設中の新工場が第3四半期末に生産を開始するとの見通しを明らかにした。第4四半期にはフル稼働体制に入る。17日付工商時報、電子時報、経済日報によると、新工場では16日にクリーンルームが完成。今月末にも生産設備を搬入する。林董事長によると、初期段階では4本の生産ラインを設置する。生産能力は現在の1.33倍となる600メガワット(MW)を見込む。最近は太陽光電池の販売が伸びており、新日光の5月売上高は7億7,800万台湾元で単月ベースで過去最高を記録した。1~5月の累計では昨年同期の2倍以上に拡大している。ほかリツ晶能源科技(リツは日の下に立、ギンテック)や茂迪(MOTECH)、益通光能科技(E-TONソーラーテック)、茂セキ電子(モーゼル・バイオテリック、セキは石へんに夕)ら太陽光電池大手が、下半期に生産能力をそれぞれ6割以上拡張する計画。本業の電子事業では今期赤字の見通しの茂セキも、太陽光電池生産能力拡張により黒字転換が期待されている。最終更新:6月18日8時0分


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