2008年6月26日木曜日

バスの最新到着時間を告知~太陽発電式GPS、全米各都市で導入開始


http://www.usfl.com/Daily/News/08/06/0624_028.asp?id=61737
 全米各都市では、バスを待つ客に最新の到着時間を知らせるため、数千ドルを投じて太陽発電による全地球測位システム(GPS)の導入を開始している。 USAトゥデイによると、フロリダ州ブロワード郡交通局でIT部門を統括するローリン・スウィルスキー氏は、「ガソリンが高騰するとともに、通勤に公共交通機関を利用する人が増えている」として、交通機関の利便性を改善する必要性を強調する。同郡では、フォートローダーデール市を皮切りに34カ所での太陽発電表示の設置を開始し、最終的には300カ所まで拡大する計画だ。一方、ワシントンDCとニューヨーク市でも電子表示板の試験導入を開始する。 また、2004年に電子表示板の設置を開始したカリフォルニア州ロングビーチ交通局では、現在22カ所で運営し、うち16カ所で太陽発電を活用している。インディアナ州でも同年、3カ所の主要停留所に表示板を導入し、今後はテキスト・メッセージで到着時間を知らせるサービスを始める計画だ。 デラウェア州でも11月にニューキャッスル市をはじめ21の停留所に表示板を設置しており、ニュージャージー州のラトガーズ大学も、昨年の秋に開始された50カ所の停留所に電子表示板を設置する計画が今夏までに終了する見込み。同大学の交通サービスを管理するジョン・カラコグロウ氏は、「私に掛かってくる電話の大半は、『私が乗るはずのバスはどこ? 次に来るのはいつ?』といった内容ばかり」と説明した上で、「そんな電話はもう来なくなる」と語った。

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