2008年6月26日木曜日

【二酸化炭素】ガスフレアリングは資源の浪費、大気汚染も



http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/worldwatchreport08061701.htm
アラナ・ヘロ(Alana Herro)
石油産業は、油井から出る天然ガスを毎年最大1700億立方メートル焼却していることが、世界銀行の最近の報告書でわかった。この焼却処理はガスフレアリングと呼ばれ、世界で4億トンの二酸化炭素を排出して環境に悪影響を与えるだけでなく、ガス自体もムダになっていると、世銀の世界ガスフレアリング削減パートナーシップの責任者であるベント・スベンソンは指摘する。原油を地表に汲み上げる際、しばしばガスも発生する。世銀はこれをただ焼却してしまうよりも、1)地中に注入して石油生産に再利用する、2)液化天然ガスに加工する、3)パイプラインで送る、4)オンサイト発電に用いる、などのかたちで活用したほうがよいとの考えだ。2006年に焼却された天然ガスが、もしアメリカ市場で販売されていれば、400億ドル分(同国の天然ガス消費量の27%)になったとみられる。報告書によると、過去12年間でフレアリングが増加したのは22か国。ロシアとナイジェリアがもっとも多く、それぞれ世界の1/3、1/6を占める。

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