出典:http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20081128-OYT8T00837.htm
県は、富山市湊入船町の富岩運河環水公園に、太陽光発電で動く遊覧船を就
航させる。観光振興と環境学習に役立てる狙いで、来年7月にも試験運航を始
める見込みだ。石井知事は「環境教育などで子どもたちに役立ててもらい、環
境先端県を目指す心意気を示したい」と話した。
「太陽光発電で動く船としては国内最大級」(県地域振興課)という遊覧船
は、全長12・5メートル、幅3・3メートル、約6トンで40人乗りになる
予定。2基のモーターで動き、速度は約4ノット(時速約7・4キロ)。悪天
候時のため、家庭用のコンセントからも充電できる。
遊覧船は、神通川沿いの富岩運河(全長約5キロ)を土、日曜、祝日に定期
運航。当面は同公園?中島閘門(こうもん)(富山市中島)間での運航だが、将来
は、岩瀬カナル会館(同市岩瀬天神町)までの約7キロを往復する。同会館近
くの岩瀬浜電停を終着駅とする富山ライトレールと合わせ、環境に優しい乗り
物を組み合わせた周遊コースにしたい考えだ。
また、小学生ら子どもたちの団体利用も想定しており、運河の歴史や周辺環
境について解説するガイドを乗船させ、環境学習にも役立てる。現在、遊覧船
の基本設計が終わり、県は建造費5700万円を12月補正予算案に計上した。
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