2008年8月21日木曜日

太陽光発電普及へ新技術 オムロン開発 シェア倍増目指す


出典:http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082100037&genre=B1&area=K00
停電時の単独運転を防ぐ技術を導入したオムロンの太陽光発電用パワーコンディショナー
 オムロンは20日、地域の複数世帯に太陽光発電システムを導入するうえで普及を妨げている停電時の単独運転を防ぐ技術を業界で初めて開発したと発表した。停電の復旧にあたる作業員が感電しないよう、異常を正確に把握して発電システムの運転を止める画期的技術といい、この技術を用いたパワーコンディショナーを12月に発売。国内シェアを現在の20%から5年後に倍増させることを目指す。太陽光発電のパワーコンディショナーは、停電などの電力系統の異常を電気信号で検出し、システムの運転を止める機能がある。停電復旧の作業員が機器に触れて感電したり、機器が故障しないようにするためだが、1つの地域に太陽光発電が多数あると、信号を互いに打ち消すなどして異常を検出できず、単独運転を続けるおそれがある。オムロンは、検出信号をパワーコンディショナー同士が打ち消し合わない方式に変更。検出の時間も従来より大幅に早め、誤動作を起こさない処理手順も開発するなど、太陽光発電を1つの地域に集中して設置しても単独運転を防げる技術を確立し、パワーコンディショナーに導入した。 電力会社でつくる電気事業連合会は、太陽光発電は国内で1000万キロワットが限界としているが、オムロンは「この技術で太陽光発電の集中的な設置が可能になり、2020年度に1400万キロワットにまで引き上げられる」(パワーエレクトロニクス事業推進部)としている。

業界初 太陽光発電システムの普及に必要不可欠な複数台連系時の単独運転防止技術を開発
~同技術を搭載したパワーコンディショナを順次発売~
http://www.omron.co.jp/press/2008/08/i0820.html


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