2008年8月18日月曜日

富士見町職員がソーラーパネル手作り講座


http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11561
 富士見町職員のグループ研修組織有志でつくる「Team継続2008」は9日、同町町民センターでソーラーパネルの手作り講座を開いた。埼玉県の国際NGO関係者を講師に、町内外の小学生や企業の環境対応担当者など約10人がソーラーパネル作りを行い、環境問題を考えた。 Team継続は町職員4人で構成している。昨年の町総務課職員研修で水力発電やバイオトイレ、メタンガス発電などの自然エネルギーについて学んだ。結果を発表したプレゼンテーションが好評だったことから、今年度も研修を継続。これまで町内外の企業や自治体の環境への取り組みの視察などを行っている。 今回はパネル作りを通し、町内企業など参加者の交流と省エネルギー化へのきっかけになればと、埼玉県の国際NGO「ソーラーネット」に講師を依頼した。同組織は国際協力NPO法人。1955年からインドネシアなどで活動、現地の人たちの雇用確保を図るため、先進国から太陽電池の完成品を購入するのではなく、現地製作を進めている。講座で同組織の桜井薫代表は「現在は田舎で電力を作り、都会で消費しているが、太陽電池などで都会でも電力を作れば環境への負荷が軽減できる」と警鐘を鳴らした。参加者は桜井さんらの指導でソーラーパネルの核になるケイ素素材のセルをはんだ付けし、約35ワット発電できるパネル2枚を組み上げた。組み上がったパネルは同NGOで保管し、電力を必要としている海外へ送られる。母親と参加した富士見小学校5年の伊藤大生君(10)=同町南原山=は「学校
で環境問題は学んだが、今日の講座で、もっとCO2の削減の具体的な取り組みが分かった」と話した。Team継続の平出一郎さんは「今回の講座でソーラーパネルや省エネルギーに関心を持ち、環境問題を考えるきっかけになれば」と期待していた。


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