2008年8月7日木曜日

青山学院大、カドミウムフリーで折り曲げ可能な太陽電池を開発


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000002-nkn-ind
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620080807aaac.html
 青山学院大学の中田時夫教授らは有害物質のカドミウムを含まない折り曲げ可能な薄膜太陽電池を世界で初めて開発した。銅、インジウム、ガリウム、セレンを使うCIGS太陽電池で、光を電気に変える実効変換効率はフレキシブル型で過去最高の17・7%に達した。シリコン製太陽電池に比べ低コストで環境負荷のないフレキシブルCIGS太陽電池の実用化が視野に入ってきた。9月1日からスペインのバレンシアで開かれる「第23回欧州太陽光発電国際会議」で発表する。開発したCIGS太陽電池はチタン薄膜の基板上に約1マイクロメートルのモリブデン電極を付け約2マイクロメートルのCIGS薄膜、バッファー層、透明導電膜、反射防止膜を積層した構造。通常、CIGS光吸収層の上に堆積するバッファー層には硫化カドミウムを用いる。中田教授らはこのバッファー層に、溶液中で成長させた硫化亜鉛系材料を使った。

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