2008年8月4日月曜日

太陽光エネルギー:割安で貯蔵が可能に、夜間利用も拡大か-米MIT


http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003004&sid=a7ol.TAbWBNc&refer=jp_commodity
7月31日(ブルームバーグ):米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らによると、エアコンや自動車向け電力を安価で貯蔵する新技術の発見により、従来のエネルギーと比較した太陽光エネルギーの競争力が高まる見通しだ。MITのダニエル・ノセラ教授(エネルギー専攻)によると、この発見により、日没後は利用不可能であるという太陽光エネルギーの普及を妨げていた障害が解消される可能性がある。米科学雑誌サイエンス(オンライン版)に31 日に掲載されたリポートによると、毒性のない天然物質を利用して太陽光を気体に転換することができる。太陽光発電は従来の石炭火力発電の約4倍のコストが掛かる。太陽光をバッテ
リーに貯蔵するためのコストが高いことが、再生可能エネルギーとしての太陽光の普及を妨げている。フリードマン・ビリングズ・ラムジーのエネルギー担当シニアアナリスト、ケビン・ブック氏はこのリポートの発表前にインタビューに応じ、太陽光エネルギーを割安に貯蔵できるようになれば、「すべての問題が解決するだろう」との見方を示した。ノセラ教授は、昼間は太陽光発電を利用し、夜間は余分な太陽光エネルギーから生産された水素と酸素で燃料電池を稼働させる住宅への電力供給が10 年以内に可能になるとみている。

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