出典:http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720080826aaaa.html
経済産業省は、太陽光で発電された電気のロスを防ぐ住宅の開発支援に乗り出す。直流(DC)のまま家電製品を利用できる「DCエコハウス」構想を推進する。09年度をめどに、開発に参画するパネル、蓄電、情報家電、住宅など各メーカーを公募、研究開発費用を補助金として交付する。家庭を含む民生部門の環境対策が不可欠で、政府は太陽光発電の導入拡大を目指している。今後、国が旗振り役となり太陽光発電の効率的な給電システムが実現すれば、普及をより後押しする可能性が高い。 一般的に太陽光で電気機器を稼働させる場合、電力会社の設備が交流電流向けであるため、発電された直流電流を交流に変換し、再び直流に切り替える3段階の手順を踏む必要がある。この際、数%の電力ロスが発生するといわれており、シャープなど民間の一部では、直流のまま家電製品を動かすことができる「DCエコハウス」を目指す動きが出始めている。
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