出典:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080908/157612/
2008/09/08 10:58
三洋電機は,同社独自のHIT(heterojunction with intrinsic thin layer)太陽電池で,セル厚を85μmに薄くした場合の結果を示した。同社は2007年のEU PVSECにおいて,既存のセルと同等の厚さのHIT太陽電池セルで,22.3%の変換効率を実現した成果を報告済みである。
三洋電機は今回,セルを85μmに薄くした場合に,自社測定の変換効率が21.4%になったことを示した。HIT太陽電池セルの厚さを薄くすると,短絡電流(Isc)が大きく低下するものの,開放電圧(Voc)が上昇するために,結果として変換効率の低下はわずかにとどまった。
このほかに三洋電機は,変換効率22.3%を実現したHIT太陽電池セルでモジュールを試作した結果も示した。産業技術総合研究所で測定した結果,面積が1366cm2のモジュールの変換効率は20.6%だった。
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