出典:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080924/158460/
スペインSolaria Energia y Medio Ambiente, S.A.
Marketing ManagerのCristina Lopez Lezcano氏
Solariaのブース
スペインの太陽電池向け電力買い取り制度が,2008年9月29日に大きく見直さ
れる見通しとなった。買い取り金額の大幅削減や上限枠の設定などによって,
2009年以降のスペインの年間導入量は大幅に減る可能性がある。見直し直前の
9月1~5日にスペインで開催された太陽電池の展示会「23rd EU PVSEC」で,ス
ペインの太陽電池メーカー各社に対応を聞いた。
――主な生産品目と生産能力を教えてください。
スペインの2カ所の工場で,主に結晶Si型太陽電池モジュールを製造してい
ます。2008年の年間生産能力は350MWです。今後の増産計画はありますが,現時
点で公表できません。2008年9月からは太陽電池セルの製造も始めました。
――電力買い取り制度「フィードイン・タリフ」見直しの影響はありますか。
われわれの太陽電池モジュールの出荷先は,大規模発電所向けがほとんどで
す。そのため,今回のフィードイン・タリフ制度の見直しは,われわれにとっ
て大きな問題です。特に,草案の「合計300MW」という上限枠が問題です。
――上限枠のどのような点が問題なのですか。
上限枠のうち,大規模発電所を想定した地上設置型はわずかに100MWです。わ
れわれの年間生産能力だけで,この上限枠を超えてしまいます。スペインに拠
点を置く太陽電池メーカーと連携して,草案の見直しを政府に要求していると
ころです。
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