2008年10月6日月曜日

京セラ<6971.T>、太陽電池の価格を5─6年後に電力料金と同水準に=専務


出典:http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK017039720080929
[京都 29日 ロイター] 京セラ(6971.T: 株価, ニュース, レポート)の
前田辰巳・執行役員専務ソーラーエネルギー事業本部長は29日、ロイターの
インタビューに応じ、太陽電池の価格を今後5─6年で一般家庭向けの電力料
金と同水準に引き下げることを目指すと語った。そのためには太陽電池の製造
コストを「半分以下にしないといけない」(前田専務)としている。コスト半
減について同専務は「現在の技術の延長線上では難しい」と述べた。
 また前田専務は「いまのソーラー市場はバブルだと思う」と語った。欧州で
は近年、太陽電池で発電した電気を電力会社が長期間、高値の固定価格で買い
取ることを義務付ける制度を導入し、太陽電池の需要が急拡大してきたが、こ
こにきて優遇制度の中心的な役割を果たしてきたドイツとスペインでは、新規
買い取り価格の引き下げに動いている。前田専務は「(将来は)太陽電池価格
の大幅な値崩れが起きるはずで、現在は慎重に増産をしている」と語った。現
在、世界には200社以上の太陽電池メーカーがひしめいているが、同専務は
「(将来は)8割はつぶれる」と語り、業界の淘汰が進むとの認識を示した。



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