出典:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/53573
佐賀市水道局が、浄水場での太陽光発電システム導入を検討していることが
分かった。給水の動力資源を電力に頼っている市内の浄水場は消費電力が多く、
自己発電導入で電気代が節約でき、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO
2)排出量も従来比で約13%減らせるという。2010年度中の導入を目指
しており、実現すれば、九州の水道事業では北九州市、長崎市に次ぎ3番目と
なる。
市水道局によると、平地の多い佐賀市の浄水場はほとんどが、高所からの重
力で給水する「自然流下方式」ではなく、電力で水圧をかける「常時加圧方式」
を採用。このため、年間約360万キロワット時の電力が必要で、電気代に同
約4800万円を費やしている。
計画によると、市内5つの浄水場のうち、最大の神野浄水場(若宮3丁目と
卸本町の2カ所)に太陽光パネルを設置することを想定。仮に出力200キロ
ワットの発電システムを導入した場合、年間約22万8000キロワット時の
発電が可能となり、電力量の約6%を賄える。電気代も同500‐550万円
を節約できるという。
パネル設置など初期投資に1億6000万円程度がかかるとみられ、乗り越
えるべきハードルは多いが、金丸正之水道局長は「北九州市など先進地の事例
や、国の補助制度などを検討した上で(導入への)議論を深めたい」と話して
いる。
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