2008年10月24日金曜日

東海大チームが優勝 アフリカ初のソーラーカーレース


出典:http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000810150001
アフリカ初のソーラーカーレースを制した東海大学チーム。
中央は篠塚建次郎さん=東海大学提供

  南アフリカ共和国で8日まで開かれていたソーラーカーの国際大会「サウ
ス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ」で、東海大学チームが優勝した。代
表の工学部3年、徳田光太さん(22)は「この経験を生かして『ダカールラ
リー』(通称パリ・ダカ)のようなもっと過酷なレースを走れるソーラーカー
を開発したい」と夢を膨らませている。

 東海大学のソーラーカーチームは、学生が発案した企画を大学が支援する学
内のチャレンジセンター(平塚市)のプロジェクトの一つ。徳田さんら工学部
の現役学生6人がドライバーやメカニックを務め、大学OBのラリードライバ
ー、篠塚建次郎さん(59)が特別参加した。
 帯同した工学部の木村英樹教授(チャレンジセンター次長)によると、アッ
プダウンが多く未舗装部分もあったコースに、雨や強風という悪天候が加わり、
11日間で約4200キロという期間と総走行距離からも、世界一過酷なレー
スだったという。
 多くのチームがモーターなどを破損したが、東海大学チームは過去の海外遠
征経験から軽量な車体に強力なモーターを用意。下り坂でモーターをブレーキ
として使った際のエネルギーで発電する「電力回生ブレーキ」など、省エネル
ギー技術の研究成果もいかして完走した。
 今回はアフリカ大陸初のソーラーカー大会。レース中にパトカーに止められ
て記念写真を撮られたり、駐車した車の周りに人だかりができたりと、大きな
注目を集めた。「未知の大陸で大ベテランの篠塚さんと走行できたことが心強
かった」と徳田さん。初のソーラーカーレースだった篠塚さんは「新鮮な感覚
で楽しむことができた。地球環境に貢献できるソーラーカーなどの開発にドラ
イバーとしてかかわっていきたい」。東海大学チームは来年にオーストラリア
である大会の出場を目指している。



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