出典:http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20081111-2
豊田市は、市立小学校の老朽化施設を環境に配慮した形に「エコ改修」し、
児童・生徒の環境教育にも役立てようと、環境省のモデル事業「学校エコ改修
と環境教育事業」に応募した。エコ改修のプロセスを通じ、学校を核に地域住
民らとともに環境について学ぶきっかけにするほか、今後のエコ改修の標準的
メニュー作りに役立てることが狙い。
今回、エコ改修するのは1979年に建設された市立土橋小学校(児童数3
97人、15学級)。計画では、省エネルギー対策として壁面緑化や高反射塗
料を施すほか、節水型トイレなどを導入。また、積極的に自然エネルギーを活
用するため、太陽光発電・太陽熱暖房設備の導入も想定している。教育施設面
では、環境学習スペースの新設などで充実を図る。
一方、学校施設のエコ改修メニューを検討するため、建築士らを交えた「環
境建築研究会」と、学校と地域住民がともに環境教育プログラムについて検討
する「環境教育研究会」をそれぞれ2009年5月に設置。両研究会の検討結
果などを踏まえ、11年1月に同校のエコ改修に着手する予定だ。
事業費は08~11年度の4年間で総額4億9600万円。同省のモデル事
業に指定されれば、総事業費の半額が補助される。
鈴木公平市長は「各学校からは夏季のエアコン設置に対する要望が強いが、
環境に配慮した形で温度を下げる工夫をしたい。今回のモデル事業をきっかけ
に、地域ぐるみの取り組みが広がることを期待している」と話している。
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