2008年11月14日金曜日

島根三洋の太陽電池セル新工場開所式


出典:http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=507471004
11月から本格稼働するHIT太陽電池セルの新工場
=雲南市木次町、島根三洋電機
 島根三洋電機(雲南市木次町)の新しい太陽電池セル製造工場の開所式が三
十日、同社敷地内であった。新工場は十一月から本格稼働し、同社の生産能力
は現在の二・六倍の年間百三十メガワットに拡大する。親会社の三洋電機(大
阪府守口市)は太陽電池を重点事業と位置付けており、島根三洋で今後さらな
る設備投資も期待される。
 新工場は、鉄骨二階建て(事務所部分は三階建て)で、延べ床面積一万五千
平方メートル。生産設備は一階部分に導入し、二階は将来の設備投資に備え空
いた状態になっている。生産するのは、三洋電機が開発した独自構造の「HI
T太陽電池セル」で、新工場の生産能力は年間八十メガワット。投資額は約九
十億円。
 太陽電池は世界的に需要が拡大。三洋電機は、設置面積当たりの発電量世界
トップのHIT太陽電池の生産を増強中。島根三洋は大阪府・二色の浜工場と
ともにセルの生産拠点で、新工場稼働により三洋電機の生産能力は三百四十メ
ガワットに高まる。
 式典には、三洋電機の駿田和彦副社長、島根三洋の三木善弘会長、溝口善兵
衛島根県知事、速水雄一雲南市長など約六十人が出席。
 あいさつで駿田副社長は、三洋電機として二〇一〇年度にHIT太陽電池の
生産能力を六百メガワット規模に拡大する計画を披露し「市場動向を見ながら
近い将来、島根三洋に新たな設備を導入し、さらなる増産を図る考え」と説明。
島根での事業拡大を図るとともに、雇用などを通じ地域貢献に努める考えも強
調した。


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