2008年11月15日土曜日

三井造船、コスモ石油などからビームダウン式集光太陽熱実証プラントを受注


出典:http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=204711&lindID=5
ビームダウン式集光太陽熱実証プラントを受注
無尽蔵のクリーンエネルギーを活用
http://www.mes.co.jp/press/2008/20081110.html
 三井造船株式会社(社長:加藤 泰彦)は、コスモ石油株式会社(代表取締
役社長:木村彌一氏)ならびにアラブ首長国連邦アブダビ政府系機関のMAS
DAR-アブダビ・フューチャー・エナジー・カンパニー(MASDAR)よ
りビームダウン式集光太陽熱実証プラントをこのほど受注しました。
 本実証事業は、コスモ石油(株)とMASDARが共同で東京工業大学と締
結した、ビームダウン式集光太陽熱発電技術開発のための共同研究契約を受け
たものです。
 本年より、100キロワット(熱エネルギーにて)の集光太陽熱実証プラン
トをアブダビ国際空港に隣接したMASDAR CITYと呼ばれる特別自由
貿易地区に建設し、プラント運転を通じて、データ収集・商業化への課題抽出
などを実施、今後の商業化プラント建設にそなえるものです。 
 ビームダウン式集光太陽熱発電とは、広大な用地に敷き詰めた反射鏡を用い
て、敷地全体に降り注ぐ太陽光を敷地中央のタワー上部に搭載した中央反射鏡
に集光させ、地面に設置した太陽炉に再反射させて高温の液体を作って発電す
るもので、東京工業大学炭素循環エネルギー研究センター玉浦裕教授が研究を
重ねてきたものです。 
 現在、中東産油国を含む世界のサンベルト地帯で集光太陽熱発電事業は注目
されており、今回の実証において、すでに商業化が開始されている太陽熱発電
以上の低コストをめざします。
 今回の実証装置受注には、三井造船が提供してきた都市の過密化、高層化に
伴なう日照問題を解決する太陽光採光装置の実績などが評価されました。 
 三井造船では、国内最大規模の建築廃材からの木チップを主燃料としたバイ
オマス発電施設、稲わらや多収穫イネを原料としたバイオエタノール製造実証
事業などに取り組んでおり、今後とも化石燃料に代わる多種多様な新エネルギ
ー事業を強化していきます。



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