http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080711/154717/
米NanoMarkets, LCは,薄膜太陽電池が2015年に26GW分の電力を生み
出し,その売上高は200億米ドルを上回るとの見通しを発表した(発表資料)。
http://www.nanomarkets.net/news/pr_detail.cfm?PRID=292
この成長の要因は,いろいろな種類の薄膜太陽電池が普及するほか,現
在主流となっている結晶Si太陽電池に比べて,低コストで柔らかく,製造し
やすい薄膜太陽電池が登場するためという。同社は,2015年までに太陽電
池が生産する電力のうちの半分以上が,薄膜太陽電池によるものになると
予測する。
薄膜太陽電池は,低コストで,軽く,フレキシブル基板の上に製造でき
るため,特に住宅向けの人気が高まりそうだという。住宅向けの薄膜太陽
電池の市場は,2015年までに23億米ドルに成長するとみる。
種類別に見ると,CdTe(カドミウム・テルル)薄膜太陽電池市場は成
長を続け,2015年に同市場の売上高は87億米ドルになると見込む。CdTe
半導体は光吸収係数やエネルギー・バンド・ギャップが高いという利点を
持つ。また,以前に懸念されていた環境への影響も小さくなっているよう
だと説明する。
CIS/CIGS太陽電池は,値段が高く,製造に関する課題が存在するものの,
薄膜太陽電池産業の中ではまだ際立った存在という。NanoMarkets社は,
同市場の売上高が2015年までに50億米ドル近くまで達すると見込む。
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